人と建物の安全を支える
耐震診断・赤外線調査のWith Corporation

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中性化深さの測定

・フェノールフタレイン試薬を用いた中性化深さ測定試験方法
 pH8~10の変色域をもち、pH13強までのアルカリ性で赤紫色を呈する
 フェノールフタレイン試薬を用いてコンクリートの中性化領域を判断し、
 表面からの中性化深さを測定します。
≪測定手順≫
1)測定面の準備

 コア供試体を、圧縮試験機などを用いて割裂した後
 割裂面に付着したコンクリートの小片や粉を、刷毛や電気掃除機などで
 あらかじめ除去します。
2)中性化深さの測定
 測定面の準備終了後、直ちにフェノールフタレイン試薬を噴霧器で
 液が滴らない程度に噴霧します。
 中性化深さは、コンクリート表面から赤紫色に呈色した部分までの距離を
 0.5mmの単位で測定します。測定位置は中性化の状況に応じて
 10~15mm間隔ごとに1箇所とし、それらとは別に最大値も測定します。
 測定位置に粗骨材がある場合又は粗骨材粒の抜けたくぼみがある場合は、
 その両端の中性化位置を結んだ直線上で測定します。

【引用または関連規格】
 JIS A 1152 コンクリートの中性化深さの測定方法
 JIS K 8001 試薬試験方法通則

2017/5/31
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