人と建物の安全を支える
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れんが圧縮強度試験・ れんがコア目地部せん断試験

れんが圧縮強度試験・れんがコア目地部せん断試験

れんがの強度試験について

歴史的建造物など様々な構造物に使われているレンガですが、新しい耐震基準に適合した補強、変状に対する補修等が必要となる場合があります。しかし、レンガの物性値試験はあまり事例がなく、保有耐力の解析の際の材料特性をどのように設定したらよいかが明確ではありません。そこで、既設のレンガ造構造物から採取したコアについて、圧縮強度試験・目地せん断試験を行い、比較します。

れんが圧縮強度試験

れんがの圧縮強度試験用に採取したコア供試体から、一辺の長さ約10cm厚さ約6㎝の供試体を切り出し、JIS R 1250:2011『普通のれんが』に準じて圧縮強度を公的試験機関にて行います。
圧縮試験体

圧縮試験体

 
 
圧縮試験状況01

圧縮試験状況1

 
 
圧縮試験状況02

圧縮試験状況2

 

れんがコア目地部せん断試験

れんが壁体をコアボーリングして採取した供試体に目地のせん断強度試験を行います。試験方法として2面せん断試験と1面せん断試験があります。2面せん断試験の方が採取するコアは大きくなりますが、試験にあたって特殊な治具や加圧面の整形を必要としない利点があります。
2面せん断試験

2面せん断試験

 
 
1面せん断試験

1面せん断試験

 

れんが強度試験のコアボーリング作業工程

コア採取前

STEP1 コア採取前

 
 
コアボーリング

STEP2 コアボーリング

 
コア採取

STEP3 コア採取

 
 
採取したコア(供試体)

STEP4 採取したコア(供試体)

 
モイタル埋め戻し

STEP5 モルタル埋め戻し

 
 
仕上げ塗装

STEP6 仕上げ塗装

 
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