レントゲン探査
レントゲン探査
レントゲン探査
レントゲン(X線)とは……
レントゲン(X線)は電磁波の一種であり、制御器によって電気的に コントロールされています。 制御器のスイッチを切った時点でただちに 照射が中止されますので、放射線が残留し空気中に漂う心配はありません。 また、通信機器などへ悪影響を与えるようなこともまったくありませんので、 場所を選ばず、安心して使用することができます。 しかし、レントゲン(X線)を多量に被曝すれば、人体に悪影響を及ぼします。そのため、徹底的 な防護対策を行うために、立ち入り禁止区域の設置、監視人の配置、無線機などによるレントゲン発生合図の徹底、および漏洩、レントゲン減少のための遮へい対策などの措置を講じています。携帯式X線検査装置
コンクリート内部探査
直接、目で確認できないコンクリート内部をレントゲン(X線)撮影します。安心して、しかもスピーディーに現場作業を進めることができ、万が一埋設 電配管などがあった場合は、その場で位置の変更が可能。障害を事前にしっかりキャッチして、安全確実な作業を実現します。X線探査は国家試験資格を持った者が責任を持って行いますのでご安心ください。現在、改修工事等の各現場で電線、鉄筋、LANケーブル等の切断が増えています。それを未然に防ぐために、まずレントゲン(X線)探査をお薦めいたします。X線によるコンクリート撮影
探査可能な厚さ
携帯式レントゲン(X線)装置による探査でのコンクリート厚の限界は約400mmですが、通常使用するレントゲン(X線)装置の場合は、約300mmとなります。厚さ250mm以下のコンクリートであれば、1か所あたりの撮影に要するレントゲン照射時間は1分以内の短時間ですみ、埋設電配管内の電線まで容易に識別することができます。鉄筋探査について
レントゲン(X線)照射中は、放射線源より5メートル以内、または線量率が0.5ミリシーベルト/h以上の場所へは立ち入り禁止(作業条件および遮へい方法によっては一部除外)となります。電離放射線障害防止規則により定められているので、管理区域ごとに作業主任者を選任し安全管理には万全を期しています。レントゲン探査の施工手順
- ①施工箇所の確認
- 施工予定箇所の位置・寸法を確認します。
- ②立入禁止区域の設定
- レントゲン撮影時は第三者への被爆防止を徹底するため、立入禁止区域を設定します。
- ③X線発生装置の設置
- X線発生装置を施工箇所に向けて設置します。X線発生装置と探査対象との間には、約1m(装置サイズを含め約1,100mm)の焦点距離が必要です。
- ④フィルムのセット
- 探査するコンクリートの裏面にフィルムをセットします。
- ⑤X線(レントゲン)撮影
- 周囲の安全を確認し、X線発生装置でコンクリート内部のレントゲン撮影を行います。
- ⑥フィルムの現像処理・解析
- フィルムの現像処理と解析レントゲン撮影後、直ちにフィルムの現像処理を行い コンクリート内部の状況を調べます。
- ⑦コンクリート内部状況の罫書き
- フィルムの画像を基に、有効範囲や埋設物の位置をコンクリート面に罫書きします。
- ⑧探査結果報告
- 現地の罫書きをご覧いただきながら探査結果を報告し、有効範囲内での工事の可否を判断します。
※フィルム現像処理はX線車内の暗室で行うため、撮影場所の近くに駐車スペースの確保をお願いします。