圧縮強度
圧縮強度
圧縮強度
コンクリートの圧縮強度は、構造物の耐力上重要なばかりでなく、耐久性を評価する上でも重要な要素であり、精度の高い調査が求められています。コンクリートの圧縮強度
コンクリート強度は、コアボーリングにより採取したコンクリート・コアの強度試験を⾏う⽅法と、反発度から強度を推定する⽅法(シュミットハンマー法)があります。検査方法① コアボーリング法
既存コンクリートからコアを採取し、圧縮強度や静弾性係数を測定します。強度以外にも中性化深さ、配合推定、アルカリ骨材反応の検査に利用することもあります。構造物から直接コアを採取できるので、劣化状況の確認を正確に行うことができます。
コア(テストピース)採取~改修工事までの流れ
STEP1〈コア採取前〉
鉄筋探査機を用いて検査を行い、鉄筋位置を調べます。
STEP2〈採取状況〉
コアボーリングでコア採取を行います。
STEP3〈採取後の壁穴〉
構造物からコア(テストピース)を採取します。
STEP4〈コア(テストピース)〉
採取したコアを使って圧縮強度試験を行います。
STEP5〈埋め戻し〉
壁穴にセメントを埋め込み、綺麗に修復した状況です。
STEP6〈塗装仕上〉
最後に塗装を行います。塗装終了後、修復作業終了になります。
コンクリート・コア圧縮強度試験
一つの構造物から診断用のコア(テストピース)をいくつか採取して、壁の強度がどれぐらいあるか圧縮強度試験を行い、建物全体の耐震強度を調べます。採取したコアは、圧縮強度以外に、静弾性係数の測定、中性化試験、配分測定、塩分分析等さまざまな調査にも使用されます。コア(テストピース)
圧縮強度試験の様子
検査方法② 反発度法(シュミットハンマー法)
シュミットハンマー法は、コンクリートに打撃を加え、返ってきた衝撃の反射の強さを図ることでコンクリートの強度を測定する方法です。コンクリートを破壊しないで強度の測定を行う最も簡単な方法です。より正確に測る場合はサンプルを抜き取るなど、どうしてもコンクリートを破壊しなければならなくなり、コストもかさみます。強度の「確認」が主目的の場合、この方法が安価で手軽な方法です。反発度法検査時
コンクリート面を打撃し反発度を測定。 測定した反発度を数式を使って圧縮強度に換算します。
実際にコンクリートで測定したデータ
シュミットハンマー強度換算早見表