シュミットハンマー
シュミットハンマー
シュミットハンマー
コンクリートの圧縮強度を測定するための機器
これを用いた強度測定をシュミットハンマー法と呼びます。
コンクリートに打撃を与え、返ってきた衝撃により強度を推定するので
構造物に損傷を与えずに検査が可能な非破壊検査方法です。
☆測定箇所の選定☆
・平滑な型枠面で水平測定を原則とする
・厚10cm以下の構造物は避けること(やむを得ないときは裏側から強力な支保工を施す)
・隅角部より3cm以上内側で施すこと
・モルタル仕上げ面、豆板面は避けること
・コンクリート表面が湿り気がある時は避けること
(数値にして5~10低く出るが、一律でないので判定が困難)
☆測定方法☆
測定値はばらつきがある上に異常な数値を示す箇所もあるので、
統計的に信頼のおける平均値を求めるために20点の測定値の算術平均を取ることと
なっています。
ただし偏差が平均値の±20%以上のものはこれを捨て、これに代わるものを補ってから採用値の平均を求めること
・測定面は平滑に磨き、粉を除去する。
3cm間隔に縦横の線を引いて交点の所を測点とする
(測定箇所は互いに3cm以上の間隔を持つようにする)
・ハンマーはしっかり保持し、徐々に力を加えて打撃を起こさせる。
打撃方向は常に、測定面に対して直角方向でなければならない。
打撃方向が水平でないときは、その傾斜角度に応じた補正をする。
2017/11/21