塩化物イオン濃度測定
塩化物イオン濃度測定
硬化コンクリート中に存在する塩分は、コンクリート製造時の
使用材料(セメント、砂、混和剤及び練混水等)に含まれるものと
環境要因(海水、海塩粒子の飛来又は凍結防止剤等)から、
もたらされるものがあります。
硬化コンクリート中に一定量以上の塩分が存在すると
コンクリート中の鉄筋腐食が促進され、発生した錆の膨張圧による
コンクリートのひび割れ及び剥落、さらに鉄筋自体の
断面欠損などによってコンクリート構造物の耐久性を低下させてしまいます。
コンクリート中の塩化物イオン濃度測定を行い、適切な補修を行うことで
コンクリート構造物の安全性が図れます。
調査方法
1.鉄筋探査
非破壊探査機を使用し鉄筋位置を出します。
2.コンクリートコア採取
1で出した鉄筋に干渉しない位置でコンクリートコアを採取します。
3.試験
2で採取したコンクリートコアを使用し、公的機関にて塩化物イオン濃度測定
を行い、検査結果をご報告させていただきます。
2020/7/10