シュミットハンマー法(反発度法)
シュミットハンマー法(反発度法)
シュミットハンマーとは、コンクリートの圧縮強度を測定するための機器
であり、これを用いた強度測定をシュミットハンマー法と呼びます。
コンクリートに打撃を与え、返ってきた衝撃により強度を推定する構造物に
損傷を与えずに検査が可能な非破壊検査の方法です
測定箇所の選定
(1)平滑な型枠内で水平測定を原則とする
(2)厚10㎝以下の構造物は避ける
(やむを得ないときは裏側から強力な支保工を施す)
(3)隅角部より3㎝以上内側で施す
(4)モルタル仕上げ面、豆板面は避ける
(5)コンクリート表面に湿りのある時は避ける
(数値にして5~10低く出るが一律ではないので避ける)
測定方法
測定値にばらつきがあるうえ、異常な値を示す箇所もあるので、
統計的に信頼のおける平均値を求めるために20点の測定値の算術平均を
取ることになっています。
但し、偏差が平均値の±20%以上のものはこれを捨て、これに代わるものを
補ってから採用値の平均を求めます。
1)測定面は平滑に磨き、粉を除去する
3㎝間隔に縦横の線を引いて交点のところを測定する
(測定箇所は互いに3㎝以上の間隔をもつようにする)
2)ハンマーはしっかり保持し、徐々に力を加えて打撃を起こさせる。
打撃方向は常に測定面に対して直角方向でなければばらない。
打撃方向が水平でないときは、その傾斜角度に応じた補正を行う。
弊社では、シュミットハンマー法による試験も承っております。
一度、お問い合わせください。
2020/6/15