コンクリートコア採取
コンクリートコア採取
現地にてコンクリートコアを採取し、そのコアの圧縮強度試験を実施して
試験値と設計基準強度を比較します。圧縮試験結果数値が設計基準強度よりも
低い場合は対策を検討します。
<測定方法>
採取したコンクリートコアの両端面が平面になるよう試験体を形成し、
圧縮試験機を用いて「JIS A 1107:2011 コンクリートからのコア採取方法及び
圧縮強度試験方法」に基づいて、圧縮強度試験を実施します。
【中性化試験】
コンクリートはアルカリ性で中の鉄筋を保護する役割も担っています。
しかし、建物の経年と様々な要因によってコンクリートが中性化され、
内部の鉄筋が錆びやすくなり強度が低下します。このようなコンクリートの
中性化状態を試験薬(フェノールフタレイン溶液)を用い、中性化の深さを測定します。
<測定方法>
「JIS A 1152:2012 コンクリートの中性化深さの測定方法」に基づいて
試験対象物にフェノールフタレイン溶液を噴霧し、赤紫色に変色する部分を未中性化部、変色しない部分を中性化部と判断します。
2019/5/30