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鉄筋腐食調査

鉄筋腐食調査

鉄筋腐食量調査について

鉄筋腐食量調査は、コンクリート中の鉄筋の腐食を調べることにより、鉄筋の腐食状態を把握でき、そのコンクリート構造物が保有している耐荷性能や耐久性能を評価するための資料とします。

鉄筋腐食の調査に使う機器・試薬

鉄筋腐食量調査には以下の機器・試薬を使用します。
  1. ①鉄筋切断器
  2. ②はかり
  3. ③10%クエン酸アンモニウム溶液(60℃)
  4. ④木製へら(モルタルおよび錆の除去用)
  5. ⑤プラニメーター等の面積測定器

鉄筋腐食量調査の方法

調査方法に関しては、(社)日本コンクリート工学協会『コンクリート構造物の腐食・防食に関する試験方法ならびに基準(案)』の中の『コンクリート中の鋼材の腐食評価方法』(JCI-SC1)に示されています。この中では試験項目として『鉄筋の腐食面積率』と『鉄筋の腐食による減少質量』を求める2つの項目があります。いずれの方法もコンクリート構造物中から試験を行う鉄筋を取り出す事が必要です。 それぞれの試験および調査方法は以下に示すとおりです。
a.鉄筋の腐食生成物(錆)の除去
コンクリート構造物から取り出された鉄筋に対して腐食面積を測定する場合は、直ちに測定しますが、腐食減少量を測定する場合は、鉄筋を10%クエン酸ニアンモニウム溶液(60℃)に表面の錆の程度に応じて1日から数日間浸漬した後、流水または木製、ゴム製の用具により錆を除去します。除去後は直ちに乾燥を十分に行い、測定を始めます。
b.腐食面積の算出
コンクリート構造物から取り出した鉄筋に対して、腐食状況を正確に写し取り展開図を作成する。さらに腐食部分の面積をプラニメーターや画像処理装置等により測定し、鉄筋の表面積で除して腐食面積を求める。

腐食面積率(%)=(鉄筋の腐食面積)/(鉄筋表面積)×100

c.鉄筋の腐食による質量減少率の算出
コンクリート構造物あるいは試験体から取り出した鉄筋の表面に付着したモルタルを除去し、鉄筋質量を測定します。次に上述した方法で錆を除去し、再度鉄筋の質量(除錆後鉄筋質量)を測定します。この質量と腐食前の質量を基に、下式により鉄筋質量減少率を算出します。 暴露試験のような試験体では、腐食前の鉄筋質量が既知ですが、構造物中の鉄筋では腐食前の鉄筋質量は通常、未知なので同じ鉄筋の非腐食部の質量や計算上の質量を用いることになります。

鉄筋質量減少率(%)={(腐食前鉄筋質量-除錆後鉄筋質量)/(腐食前鉄筋質量)}×100

筋腐食度

  • 鉄筋腐食度Ⅰ……黒皮の状態、または錆は生じていないか全体に薄い緻密な錆であり、コンクリート表面に錆が付着していることはない。
  • 鉄筋腐食度Ⅱ……部分的に浮き錆があるが、小面積の斑点状態。
  • 鉄筋腐食度Ⅲ……断面欠損は目視観察では認められないが、鉄筋の周囲または全長にわたって浮き錆が生じている。
  • 鉄筋腐食度Ⅳ……断面欠損を生じている。
ここで得られた鉄筋の腐食量は、取り出した部材の位置によっては直接耐荷性能に影響するものもあります。つまり、鉄筋の腐食量が大きいものは構造的な欠陥につながるものもあると考えられるということです。また、腐食面積率が高いものは、環境状況やかぶり厚との関連を併せて考えると耐久性が低下していると考えられるものもあります。一方、腐食減量が集中しているものは外観上のひび割れ発生位置と関連しているものが多いと考えられます。 なお、鉄筋を取り出す位置の選定にあたっては、耐荷性能に影響すると考えられる箇所は基本的に避けるべきです。ただし、影響すると考えられる箇所を切り出す場合には、構造的な安全性を照査し、必要に応じて補強を考えます

鉄筋腐食探査器【iCOR】 使用例

鉄筋腐食探査器

鉄筋腐食探査器【iCOR】

 
 
iCOR本体

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iCOR使用状況

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